2024/05/02
管理人であるわたくし祐理は、先日、アルコール依存症、家庭内暴力、子供虐待などの問題に取り組む著名な公認心理士の講演会を拝聴しました。 その講演会の公式テーマは性的虐待ではなかったものの、彼女はさまざまな問題について縦横無尽に論じ、それこそ湧き出るような情熱でこの社会の根底にある問題を語ってくれました。...
2023/07/17
これによって、何を罪だと認めるか、という条件の追加や、時効の延長が実現しました。時効はそれぞれ5年のびて、不同意性交罪は10年から15年に、不同意わいせつ罪は7年から12年になり、18歳未満で被害を受けた場合は、性被害と認識できるまでに時間がかかるため、18歳になるまでの年月を加算して時効をさらに遅らせることになりました。(朝日新聞デジタル7/12より) とすると、例えば13歳でわいせつの被害を受けた場合は18歳からカウントして12年後、つまり30歳まで時効は来ないということですね。 また、これに伴い、例えば「監護者」からわいせつ行為を受けた場合についても同じように、時効が伸びました。 しかし、一般的に日本では、例えば親が子供に性暴力を行った場合、実質的に子供は性的な知識がまったくといっていいほどないことや、「親は大事」という世間の空気や、子供自身が親に対する信頼や愛情を生まれながらに持っていることなどから、その子供は自分がされたことが、これからの人生にどれほどの破壊力を与えるひどいなのか、ずっとわからないまま混乱していることが多いです。 まして、「これは罪だから私はお父さんを訴えよう、警察に言おう、裁判所に言おう」などと自分で思いつく子供は、ほぼいません。 学校や児童相談所も、実際に子供をその性加害親から迅速に保護する力があるのか、見聞きする例をみていると疑問です。 20代のうちに、実際に訴え出るかどうかに関わらず、「もし自分(子)が訴えれば、加害者(例えば自分の親)は国から罪に問われる可能性がある」ことを明確に自覚して、その結果起こるに違いない家族の分断の責任を引き受ける決断をすることができるような被害者が、何割くらいいるでしょうか。。。 できるなら、性犯罪については、時効はもうあと10年以上延長するか、理想的には、時効そのものを無くしてほしいなと思います。
2022/09/06
あなたが大丈夫だと思ったとき、あなたが受けた体験を、思い切って言葉にしてみましょう。 それは、もしかしたらとてつもない高い壁を超える作業かもしれません。 なぜなら、私たちは、いままで何年も、何十年も、誰にも「言葉にして」言ってみたことがないからです。...
2022/03/23
性的虐待を受けてしまった私たちは、さまざまな生きづらさを抱えています。しかし、今抱えているこの生きづらさを減らす方法は、確実にいくつか存在するとわたくし管理人は考えています。 性的虐待を受けてしまった私たちは、どのような生きづらさをを抱えているのでしょうか?...
2021/12/08
陽だまりのガゼボの主な活動は、『セルフヘルプミーティング』です。 当事者が集まって、みんなで順番に「言いっぱなし聞きっぱなし」でお話をする場です。 ところで、このセルフヘルプミーティングとは、心理カウンセラーが行ういわゆる 「カウンセリング」と、どう違うのでしょうか? ガゼボのセルフヘルプミーティングについて書きますね。...
2021/09/30
こんにちは。 性的虐待の被害を受けてしまった女性のための「陽だまりのガゼボ」管理人、祐理(ゆうり)と申します。 このミーティングでは、 怒ってもいいのです。 泣いても叫んでもいいのです。 自分を冷笑する態度になってしまっても大丈夫です。 それぞれのストーリーがあるし、それぞれの道があります。...
2021/07/30
「陽だまりのガゼボ」管理人です。 セルフヘルプグループとは、もともと、アメリカなどで断酒会などを行う形態として有名ですね。この場合、会の主眼は、断酒という同じ目標を持つ人どうしが励まし合うという機能かもしれません。...